地方公務員中級試験の面接練習で泣きを見るサトル

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地方公務員中級試験の面接練習で泣きを見るサトル

サトルの専門学校では、公務員試験の1次試験が終わる秋ころからは、面接練習を頻繁にしてくれる。
が、そのやり方がえげつない。
サトルのクラスで地方公務員中級試験に合格したものは、サトルとサトルの友人の二人だけだった。
そうすると担任はいう。
担任「今から面接練習をする。サトルと、○○、ここに座れ。俺が質問を出すから、それに二人で答えろ。それから、ほかのやつ、お前らは、最終的に、どっちを採用するか決めろ。」

 

サトルと友人「!?」
そしてクラス約40人の前に座らせられるサトルとその友人。
サトルは嫌だった。
普段から仲良くしている友達。
初めて仲良くしてくれたのも、良く家に遊びに行ってたのも、インフルエンザになったときに差し入れを持ってきてくれたのもこの友人だった。
そんな人と、みんなの見てる目の前で勝負するなんて本当に嫌だった。
ただでさえ、みんなの前で恥ずかしいことではないか。やりたくない・・・・でも、やるしかない。
担任の質問がえぐい。
例えば、「あなたはなぜ県庁を希望したのですか?」という質問に対し、
サトル「自分が生まれ育った故郷で、いろんな形で社会貢献したいと思ったからです」
というふうな答え方をすれば、
担任「社会貢献であれば、どこでやろうが同じでは?なぜ故郷でやりたいのですか?政治家になればいいじゃないですか。」
サトル「今は、これと具体的に申し上げることはできませんが、行政にしかできないことというのも、あると思います。」
と切り返しても最終的に
担任「ずいぶん、立派なことをおっしゃるようですが、で、何をしたいんですか?」
サトル「実際に採用いただき、まずはなんでも仕事をこなして、業務内容を把握したいと思っています。その後、自分ができることを考えていきたいと思います。」

担任「じゃあ、結局、あなたは、今は特にやりたいことはないんですね?
サトル「はい、すみません・・・」
といった感じで、担任は、わざとサトルたちの言葉尻をとらえてくるような嫌味な人間を演じる。
それが妙にリアリティーがあり、神経を逆なでされる。
サトルだけでなく、友人も同様の質問にたじたじになる。
1年前の就職合宿でもおなじみの、
「好きな法律科目はなんですか?」
と聞いておき、「憲法」と答えようものなら
「憲法第30条を言ってみてください」
などと、言われ、「申し訳ありません、緊張して忘れてしまいました」と答えたり・・・。
とにかく二人とも、冷汗をかきながら、眉間にしわを寄せ、終始険しい表情で面接練習を終了する。
その間、約40分・・・。

 

担任は言う。
「サトルが良かったと思う者は手を挙げて・・・。じゃあ次に●●が良かったと思うもの・・・。半々くらいか。まあ、二人とも、良く頑張ったよ。こんな嫌らしい面接官なんて多分いないだろうから。でも、二人とも良く切り返してたと思う。分からないことを、素直に存じませんって答えてたし、わざと答えようのない質問出しても、それなりに答えられてたからな。あとは、自分の答えに自信を持って、明るい表情で試験に臨めば大丈夫かな。そんな表情じゃ受かるもんも受かんないぞ(笑)」

 

授業時間が終わり、休み時間に入って、二人とも、とりあえず自動販売機でジュースを買い、飲み物を飲みながらお互いの健闘をたたえあった。
サトル「いやぁ、疲れたね。」
友達「ほんとにね。なんか、あれだね。もはや宗教だよねこれ(笑)」
サトル「うん(笑)。とにかく本番頑張ろう。」
そんなこんなで、面接に慣れていくサトルであった・・・。




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