今まで一番悲しかったことは何ですか?と採用面接で聞かれた場合

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今まで一番悲しかったことは何ですか?と採用面接で聞かれた場合

採用面接では、突拍子もない質問がバンバン飛んでくる。
大抵は、本人の対応力を見るものなので、簡単に言えば、適当なことを言っても合格点ではある。
ところで採用面接で、面接官全員の涙を誘ったエピソードを聞いたことはあるだろうか。

 

サトルの専門学校の同級生、コウイチ君は、とある会社の採用面接を受けていた。
採用面接当日、自転車を快調に飛ばすコウイチ君。
そこで、警察官に呼び止められる。
警察官「ちょっと、君、自転車見せて」
これは、警察官の職務質問で、おそらくは、盗んだ自転車を乗っているのではという容疑をかけられたのだろう。
コウイチ君は、もちろん、自転車を盗んでなんかいない。
乗ってる自転車は紛れもなく自分のものだ。

 

そして、コウイチ君は焦る。
というのは、自分の面接試験時間まで残り10分
その場所から、面接会場までは普通にいっても5分
やばいぞ・・・。
その会社は、採用面接志願者たちに、「あなたの時間は○時○分なので、待合室がないので、直接部屋にきてください」という、変わったシステムで採用面接を実施してるのだった。
コウイチ君はイライラして、言ってしまった。
コウイチ「急いでいるので早くしてくださいっ!」
その言葉が警察官の怒りを買ってしまったのだろう。
警察官「えーっと、防犯登録はと・・・。」
あからさまにわざとゆっくり、丁寧に仕事をし始める警察官。

 

警察官の職務質問が終わったのは、面接会場まで残すところ5分。
コウイチ君は自転車を、飛ばす飛ばす。
そして、時間ジャストで面接会場の扉を開けるコウイチ君。
その日の気温は35度を超す真夏日。
ビッショビショの汗のまま、息を方でしながら、「よろしくお願いしますっ!!!」と挨拶するコウイチ君。
面接室は笑いに包まれる。
面接官「どうしたんですか?ずいぶん急いでこられたんですね」
コウイチ君「あはははは!いやぁ、道路が混んでまして!」
こんな愛嬌のあるコウイチ君に惹かれるものがあったのだろうか。
コウイチ君は、見事1次面接を突破。その次、その次と面接試験を突破し、最終面接まで残った。
最終面接は、グループ面接。

 

候補者が全員並んで座った状態で、同じ質問をぶつけられる。
面接官は、決めかねていた・・・。
コウイチ君の人柄は捨てがたいし、採用したい。
しかし、もう一人、バランスの良い、優秀な人物がいる。普通ならそっちを採用するのだが。
そこで、面接官はこんな質問を全員に投げた。
「今まで一番悲しかったことを話してください。」

 

一人目は最有力候補者のコウイチ君のライバル。
やはり、立派なことを話す。
この最有力候補者は、どんなボールを投げても、面接官が期待する以上の言葉をそつなく返してくる。
学歴も優秀な人物だ。

 

そして、次にコウイチ君。
コウイチ君は、今まで友達にすらあまり話したことのない、自分の闇の部分をあえて披露した。
それは、母の死という、自分ですら触れたくない過去だ。
コウイチ君は泣いたりするような人ではない。
まして、こんな暗い話をする男でもない。
どんなときでも、明るく、愛嬌のある笑顔で場の雰囲気を盛り上げることのできるようなそんな人物だった。
そんなコウイチ君が、涙を流しながら、面接官に語り掛ける。

 

面接官は全員泣いた。
周りの採用候補者は、泣かなかったが、それは、最後の意地であった。
もちろん、コウイチ君は見事、採用を勝ち取った。

 

 

 

人生、何が起こるか分からない。
どんな辛い状況で、どんなに辛いことがいつ起こるか分からない。
それと同じくらい、いつ自分にチャンスボールが飛んでくるか分からないものだ。
辛いことをチャンスにだって変えられることだってある。

 

そんなことを悟り始めるサトルなのであった。




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