公務員合格体験記:パーティーの前夜祭

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公務員合格体験記:パーティーの前夜祭

サトルの通っていた公務員の専門学校では、1年の締めくくりに、実力テストが行われる。そこで、ある程度の実績を残すと、帝国ホテルのパーティーに参加することができる。
帝国ホテルのパーティーというのも一つの魅力ではあるが、何より、実績としてそのテストを制したものが目標である国家公務員2種に合格しているのだ。自然とモチベーションが上がる仕組みになっている。

 

結果は・・・なんとトップ。1位。
人生で初めての1位だった。
神様は見ててくれたんだと、人生で初めての1位に酔いしれるサトル。
あまりの嬉しさに親に電話するサトル
この辺の性格さえ矯正できれば、いいのだが・・・。

 

数か月後のパーティー前日。
サトルは、友達と、パーティー参加記念に、前夜祭を決行。街でちょっと有名な激辛ラーメンを食べに行くことになる。
激辛ラーメンは、食べきると、食べきった勇者として写真を撮影され、それが店にUPされる。特に無料になったりはしない
記録より記憶に残りたい。その一心でチャレンジするサトル。

 

しかし、出てきたラーメンにびっくり。赤鬼ラーメンという名前のラーメンであったが、その名前とおり、スープが真っ赤。表面には唐辛子の粒が浮いているし、麺をすくうと沈殿した唐辛子が一緒に釣れてくる。
まさに「鬼」の称号に相応しいラーメン。

 

ひとたび口に麺を入れると、口の中は唐辛子の刺激でビリビリ。唇も腫れ、目も充血。
目からは涙が、鼻からは鼻水が。まさに地獄に堕ちた悪人が、罰として食わされるような辛さのレベル。

 

「うぅ、俺もうギブアップ」

 

友達は半分を食べたところでギブアップ。しかしここで奇跡が・・・。

 

「ごちそうさま」

 

まさかの、ヘタレ、サトルが完食してしまったのだ。
それもそのはず、サトルは辛いものが割りと好き。
サトルは、鈍感で、恋愛に向いていない性格であるが、味覚もずばぬけて鈍感なのであった。

 

しかもお口直しにチャーシュー丼を頼む余裕っぷり。食欲も高校時代からまったく落ちていない。
店の写真も撮影し、お金を払って店を出るサトル。

 

数週間後、写真を確認すると、そこには
今は亡きいかりや長介を彷彿させるような唇をした金髪の男(サトル)が、涙目でピース写真で店の掲示板を飾っていた。

 

次に続く・・・。




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